12月22日

ダイハツが性能試験でデータを捏造、改ざんして国の認可を得ていた事件が大々的に報道されました。

ところが三日たっても新聞テレビでは

「今ダイハツの車に乗っている人は安全なの?」

についての指摘やコメントはあまり見受けられません。

海外だと全額返金、損害賠償の訴訟が数十万件、起こされるのではないかと想像しますが、ダイハツの社長は「安全です。乗り続けていただいた大丈夫です」などと発言していると報道されています。

だとすると国の安全規制の基準は実質どうでもいい、車の性能には何の関係もない、自分たちの権威、権限を見せつけて企業を押さえつけるためのただのお役人仕事、ということになります。この矛盾を提起するマスコミはないようです。マスコミはダイハツに広告を出してもらっているからでしょうか?自民党国会議員のパーティ券も大量に購入しているのでしょうか?役人の天下りをどんどん受け入れているのでしょうか?

今日の毎日新聞には「ダイハツは顧客離れを懸念」とか記事が出ていましたが、ダイハツがこれからどうなるかより「ダイハツを買った人はどうしたらいいの?」に報道の最重要点を置くべきだと思います。

ダイハツの車を買った人のことをマスコミ、政治家、くそ役人どもは

「えっ!ダイハツでしょ!?ケー自動車でしょ!ベンツならともかく、ダイハツ買って乗っている人の階層の人なんか日本経済にとってどうでもいいんじゃない!ほっとけば!ちなみにオレの車はベントレーだけど・・・」などと考えておられるのでしょうか。だとすれば、「ダイハツ買った人」が無視されている状況は、まさに日本の階層社会、棄民政策を反映している現象です。

クニのお役人様閣下はダイハツへの天下りはあきらめて法規不適合のダイハツ車すべてを我が国の公道から完全除去するつもりなのでしょうか。

でもパーティー券をいっぱい買っているのなら、期待はできませんね。

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