3月1日 サッポロ・エカテリン・ドーム

 国会では自民党国会議員の性事倫理審査会が開かれているようです。(以下「性事審」読み「イロゴトシン」)

「女性の下着を盗みに入ったということですが、それは意中の女性のお母さんのやつじゃなかったんですか?」

「行きつけのSMクラブではどんなプレイが人気なんですか?」

「秘書さんにずいぶんとたくさんの資料を持ち出されたようですが、あなたは純粋な恋愛とおっしゃいますけど、外形的には普通一般に典型的な『ハニートラップ』と言われるものなんですけど違いますか?」

こんなふうにチンピラ国会議員がいろいろと質問されるのでしょうか、それにしてもこんな茶番に国民の関心は全くありません!

本日の新聞のテレビ欄で情報番組のZIP、目覚ましエイト、グッドモーニング、イット、羽鳥真一・・・、大下洋子・・・、ヒルナンデス、ミヤネ屋、every、すべて冒頭はオオタニサン。性事審の関心は薄いようです。G7の議長国の首相の中身のない、言い訳にもならないゴタクなど誰も聞きたくない、と思います。

勝新太郎さんの強烈なセリフが忘れられません。

「俺はエラくなるんだ。エラくなってうんと悪いことしてやるんだ」~『不知火検校』大映1960

エライ人=悪い人、理不尽、バカ、変態。権力者=お金が集まる、税金払わない。でっかい黒の高級車乗り回す。これは人類社会の普遍的エピステーメー、常識です。

とある自民党の派閥ではその領袖のお方が「象徴」に奉じられあそばされているとか。そのハバツでは今回のこともかしこくも時局を鑑み主上の御心を臣下が拝察して、上奏文にて御前会議開催のお伺いを立てたうえで、宣下にて開催が決定するものであり、その手続きには半年はかかりそうで、今回の性事倫理審には間に合わなかったのかも知れません。

 話は変わりますが日本ハムが逃げた札幌市営の札幌ドームですが、命名権の申し込みがゼロ件だったと報道されています。役所の決まり事ですから九州の公立高校の願書締め切り時刻と同様に「公平性の観点から一秒でも期限の延長は認められません」(注)ということで、札幌ドームは命名権料がもらえないこととなったようです。「天下りドーム」とか自分たちで命名するという案があるのかどうかは知りませんが、ここはあの親露派の国会議員閣下に動いていただいて、北の国に命名権をお譲りして、「エカテリン・ドーム」などという名前はどうでしょうか。あのお方の新しい恋人のお名前も、お嬢様のお名前もエカテリーナということで、きっとお喜びになることでしょう。「迎合ニッポン!」の真骨頂だと思います。

注:今回の「博多女子中の事件」のように、日本のような集権的、階層官僚制度が統治する社会では規則が何のためにあるか、誰のためにあるか、は全く関係がなく、「規則を守ること」に絶対的な価値があることを揺るぎないものとするところに社会体制の要諦があるとのイデオロギーの典型例と言える。おそらく教育委員会は今回の処置を「秀逸な教育的配慮が全うされた」と自認していることであろう。これが彼らの「未来に向けた持続可能な社会づくり」なのだろう。

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日付:   カテゴリ:Dr.ナブチの「題汨羅江」