3月6日 「誰も何にも言わない!」

 1月1日、志賀原発で何が起こったのでしょう?そして周辺の放射能レベルは?

すっごく大事な情報ですがうやむやです。「隠す、ごまかす、垂れ流す」の「原発三原則」がさく裂しているに過ぎない、いつもながらの我が国ののどかな風景ですが、能登半島のあちこちで道路が寸断されて、これでは避難ができないことが証明されました。福島原発のメルトダウン事故を教訓に、全国各地の原発の安全基準が策定されましたが、「地震で交通がマヒしたら避難できないでしょ」といった普通に誰でも想像する事態は「ないこと」にされてしまったようです。まともな意見がだされても、結論ありきの行政の会議では黙殺されてしまうのは原発事故避難計画に限りません。「起こったら困ることは起こらないだろう」。多くの識者が指摘するように、第二次世界大戦で大敗北した教訓は全く生かされていないのです。エルピーダ(半導体)、ジャパンディスプレイ(液晶)、もんじゅ、グリーンピア、六ケ所村再処理工場、「絵に描いた餅」に大金が投じられ、国家的大プロジェクトの惨敗状況が衆目に晒されても、社会は見て見ぬふりをし続けています。不審死と思われる死に方をする関係者もいたようで、「人柱プロジェクト」ともいわれています。次世代半導体の「ラピダス」にかかわる方々も大変なお立場だと想像します。「子供だまし統一こども庁」のこどもだまし子育て支援もその典型でしょうか?東京汚リンピックのせいで、こういった権力者の金ずる装置みたいなプロジェクトには社会は厳しい目を向け始めていますが、おままごとゲンパツ事故避難計画はまともな議論が始まるものと期待します。

 それにしても衆議院が今解散しても自民党は過半数の240議席はとれるそうです。まあ、これからも「ああいうの」がこの国では大きな顔をし続けるんでしょうね。アカデミー賞ノミネート作品の映画『ゴジラ-1」の(-1)=マイナス1は当時の日本がマイナスからの出発だった、という意味らしいですが、今の日本はおそらくマイナス1,000ぐらいでしょうか?さらに加速度的に落ち込んでいるこの国で国民からこれからもさらに搾り取るつもりでしょうか。まあ、頑張ってください。

(追伸:私の職場の周囲や患者さんの中で最近収入が上がった、という人はいまだに見たことがありません。国民の所得が上昇している、とかテレビで言っていますが本当なんでしょうか?)

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