「医師の働き方改革」というのがテレビで取り上げられていました。
医師は働きすぎ、燃え尽き症候群(バーンアウト)、うつ病、などと報道されています。その原因は単純に「いそがしさ」と結論。あまりに軽薄、近視眼的、ド素人、マスコミのネタ創造、にすぎません。
根本にある問題は、「キャリアの先にある将来の不安」というか「目の前に広がる荒野」です。
「どうしたら一人前の医師になれるのか?」
管理された職場では無休、薄給に耐え、それでも不確かな将来しかありません。
政府主導の専門医制度がその象徴、つまり「がん」です。
専門医は実力勝負であるはずなのに、なんだかんだの証明書が必要で、やはり「薄給お礼奉公」が事実上課されるのが実情です。社会にいかに貢献するか、しているか、など全く考慮されません。社会に全く貢献していないトーダイさんが構築したヒエラルキーに無慈悲に踏みつけられる未来が待っています。
若い世代の医師たちが目の前に広がる医師社会に幻滅、絶望していることが現状の大問題です。
お偉い人たちとNHKは、そんなことお構いなしです。