文部科学省がある団体の解散命令発布を裁判所に提出しているさなか、選挙の時に文部科学大臣がその団体から推薦状をもらっていた、という事実が報道されています。
文部科学大臣は政治家の標準的対応というか伝統的お作法としてまず「記憶にありません」としっかりとバックレました。その後写真を見せられ「そんなことがあったのかも知れない」。愚民党の政治家らしい、「丁寧な説明」です。
しっかりとバックレて、「丁寧な説明」をして未来を担う子供たちに塾をさぼった時の親への言い訳の手本を示したにもかかわらず、岸田首相は「続投させる」と明言しました。高鐵、つまりクビです。これまで問題を指摘された閣僚に岸田首相が「続投」と明言したら一週間以内に必ず「辞任」されています。したがって、岸田首相の「続投」は「国民の皆さん!首にします!でも立場上私の口からは言えないので、こうやって私がかばうとさらに新事実が出てきて必ず大臣は自分から辞めますからご安心ください!」とのメッセージなのです。
それと皆さんと同様に前から気になっているのですが、文部科学大臣の秘書によれば選挙の時にはいろいろな団体から「何百枚も」推薦状をもらうそうです。さすが権力者です。でも推薦状を渡した団体のことは権力者は全く覚えていない、ということのようです。これって人として許されるのでしょうか?一生懸命応援しても「記憶にありません」「そんなものは知りません」「トイレで尻でも吹いたのかなぁ」などと政治家に言われたら「この人は他人の気持ちを全く理解できない人なんだ。それ相応の扱いをしてあげなければ・・・。」と思ってしまいます。
世の政治家の後援会って、個々の政治家のそういった根本的な人としての足りない部分を補ってあげる、心優しい篤志家の集まりなんでしょうね。
それにしても毎度のことですが、国民は徹底的になめられてますよ!
最後に、NHKは無視していますが、2月3日と4日のアメリカ軍のアラビア半島での軍事行動で、アメリカの報道機関は「アメリカ本土から飛び立ったB1爆撃機が参加した」と報道しています。これってどえらいことなんじゃないですか?今までは艦載機のF18スーパーホーネット(スズメバチ)だったのに。B1は大型の戦略爆撃機ともよばれています。アメリカ本土から飛び立った、ということは同じように中東や東ヨーロッパにもいつでも爆撃機を飛ばせる、ということになります。ディエゴ・ガルシア島に途中で寄ったのかも知れませんが・・・。いよいよガソリン、リッター1000円時代の到来でしょうか・・・。