川柳
『つゆぞらに 争点無視する 暴挙を正せ!』
東京都議会選挙の投票日が今週の日曜日にせまっていますが、前にも書きましたが、「オリンピック開催の是非」を争点にして「開催中止」を主張しているのは共産党と「れいわ」、「東京生活者ネットワーク」だけ(←他に無所属の候補者が町田市を始め、ちらほらいらっしゃいます)。こんな既存政党の卑怯な態度に、東京都民は何も思わないのでしょうか?こんなばかげた話はありません。誰もが最も関心がある争点を抜きに「都民の安全、安心な暮らしを・・・」とどこの党も「開催是非」の争点を避け、何の特徴もない、魅力もない、具体性もない、抽象的なお題目を唱え、結局のところ都民を徹底的に愚弄する選挙戦を展開しています。汗だくになって声を張り上げ、国会議員も応援弁士で演説をしていますが、昭和の時代の高校野球の開会式のような、判で押したような誰でも言えるキレイごと、「お守り言葉」をちりばめた空虚な内容です。「土木工事もらえるから自民党」「頼まれたから公明党」「自民党が気に食わないから立憲民主」「都民ファーストって何だったっけ?」、本当のところこんな気持ちで投票する人は一人もいないと信じます。紀元前の昔、アリストテレスは裕福で良識ある中間層が国家を支える、としました。一方で『啓蒙の弁証法』のアドルノは「中間層は何事にも緊張感が欠け私利私欲と享楽に走り重大な決断においても無関心であり続け、結果、国家を退廃と独裁の暴力の餌食にしてしまう」「大衆は自由を与えられていると錯覚しながら権力が創った虚構でしかない『全体』に隷属せざるをえない状況に追い込まれる」、と警鐘を鳴らしています。ドイツのナチス党は「平等」「自由」「失業対策」「福祉国家」を目指すスローガンであの国家社会主義を完成させました。その結果は皆さんの知るところです。今の日本社会が無関心、無抵抗、思考停止であるならば、とんでもない社会になってしまうと思います。都議選で不埒で卑怯な既存政党が懲らしめられることを信じます!
川柳
『つゆぞらに 不耕貪食 貪菅汚吏』
改ざん省の裁判資料改ざん、経産省の給付金詐欺、庁舎での女子トイレ盗撮、強姦魔、いつの世も、古今東西、お役人様のご乱行は後を絶ちません。権力の座にある凡人の性というべきでしょうか。全くの無能者が農民から搾取する様を安藤昌益は「不耕貪食の輩」と糾弾しました。今日の毎日新聞は「貪菅汚吏」という言葉を紹介しています。昔から少しも変わらない、権力構造の恒常的で普遍的な実態なのでしょう。桜木先生なら言うでしょう。
「曲がった根性のクズどもは東大に行って中央官庁に入れ!セコイ悪事はやりたい放題だ!」
『つゆぞらに 東大落ちても 勝者だぞ』
東大不合格だった水野さん、藤井君も勝者だ!との意見が聞かれます。全くその通りです。頑張った末の敗北で本当の悔しさを思い知った。こんな感情があるなんて知らなかった。
素晴らしい言葉です。「目指すこと」の大切さを教えてくれました。「水野さんは青山に行って、東大の学園祭のミスコンに出場して優勝するでしょう。ほんでもってタレントになってその後国会に進出して野党の党首に・・・」なんて言う人もいますが、もし政権奪取すれば勝者ですね。
川柳
『つゆぞらに 満州事変の デジャブーか』
〈ニシムラ、東京では感染者が増加しているそうだな?大丈夫か?〉
「はい陛下、実際の数字はあんなものではありません。ものすごい増加です」
〈まん延し始めたデルタ株というのはもっと恐ろしいと聞くがどうなのだ?〉
「世界各国で大変な猛威でございます。厳重な感染対策を再開した国も多くあります」
〈マスコミはどう対応している?〉
「あの連中もオリンピックのステーク・ホルダー、つまり大会スポンサーです。開催にこぎつけようと世論を誘導しています」
〈国民は大会の開催をどう思っている?〉
「もうどうにでもなれと、あきらめております。開催期間中はすべからく家の窓を閉ざしてたてこもることでしょう。会場に駆り出される人たちは『人垣』です。」
〈・・・窓てふ窓を・・・閉めさせて・・・。どうしても開催したい黒幕政治家の目的は何なのだ?〉
「いっこうにわかりません。ただただこの国に騒乱をまき起こそうとしているだけなのかも・・・」
〈・・・・・・・・・〉
「・・・臣ニシムラ、・・・拝察申し上げ奉ります。」
『つゆぞらに なんでバレたの 官僚の詐欺』
アタマのよさそうな経済産業省のキャリア官僚がコロナ給付金詐欺で「お縄」になったと報道されています。あんなに賢い人たちの不正が、どうしてバレたのでしょう?ハングレ大学生やチンピラのセコイ詐欺みたいです。東日本大震災の時はこういったハングレ官僚はきっとバレないようにうまくやったのでしょう。それともいまどき中央省庁で働こう、などと言う若者はこういった詐欺や文書改ざん、徹底的な弱いものイジメとか女子トイレの盗撮を目指す変質的な人種の集団なのでしょうか。あるいは「中央省庁に入って、ニュースバリューのどでかい同僚の不正を暴いてやろう!」というのが趣味の「内部告発に生きる人生を歩むと決めている人」がこぞって入省するようになっているのかも知れません。いずれにせよ今日、官僚の「質」の劣化と変質性は相当なものだと思われます。
とにかく、経済産業省にはまず、喫緊の問題として「走行中にアクセルが自然に沈み込んで床にくっついてしまうプリウス」についてしっかりと検証してほしいものですね。
川柳
『つゆぞらに 開催中止は 争点外』
都議会選挙が始まり、各党が方針を述べていますが、党の方針で「オリンピックを中止すべき」とした党は共産党と「れいわ」だけ。
自民党以外はみんな「開催中止!」をさけぶのかとおもったら、拍子抜けです。候補者の大半はスカスカな奴らです。
どうもこの選挙というのは「民意」がうまく反映されないようにできているようです。
原敬、加藤高明、若槻礼次郎あたりからはじまる政党政治も当初から「お金持ちのための お金持ちによる お金持ちの政体」と批判されたのですが、今も変わりません。
庶民の見方はごくごく限られた政治家だけ。
丸川さんまでもがオリンピック会場でのアサヒビールの提供について「お金を出しているステーク・ホルダー(利害関係者)のお立場もある」などと、本音を吐露してしまいました!
政治の判断や行為は「税金を払った国民がステークホルダー」のはずです。
今の日本の政治家にとって、国民はステークホルダーではなく、税金を搾り取るだけの対象です!
税金を払っているのに、国民は「利害関係者」にはしてもらえないのです。
オリンピックの会場の建設費はみな税金だということを、自民党の幼稚な政治家どもは誰も認識していないのです。
これが今の民主主義です。この国の民主主義の「民」は庶民を意味せず、お金持ち、政治家、高級官僚、御用学者など上級国民だけが「民」であって、奴等が「弱いものを踏みつけて」「こそこそと自由に税金を使いたい放題」の社会の体制です。
ここで三つの選択肢があります。
「どうしたらやつらの横暴を壊せるのか?」
「どうしたら奴ら『上級国民』の仲間入りができるか」
「だまって粛々と言われるがままに税金を払い続けて奴隷のような(精神的に)みすぼらしい人生を過ごす」
誰もが②を選ぶでしょう。③の人も多いかも知れません。でも例外的に①で頑張る人もいます。
でも②でもない③の人は、選挙で①で頑張る人を応援できると思います。
『つよぞらに 赤木ファイルも また改ざん』
「ノーパン省改め改ざん省」が11億円を9億点に値引きした森友事件の真相が詳述された赤木ファイルがまた改ざん!?
とことん恥知らずな役人です。弱い者いじめが小さいころから大好きだった人が「ノーパン省」に入るのでしょうか?
当然というか、誰も驚かないというか、ああいうのが裁判の資料になってしまうウソデタラメの満載の裁判です。
裁判官もお仕事たいへんでしょうが、国民はだれもあんたがたを信用していませんよ!
『つゆぞらに 直言換言 みな自由研究』
どえらいことになりました!
加藤官房長官が宮内庁長官の勅憂を伝える記者会見での公式発言を「クレヨンで書いた小学生の夏休みの自由研究のような個人的な意見を発表されただけ」などというふうに、一刀両断、無視する意向を示しました。何様だ!この野郎!との声が巷間から漏れ聞こえます。幕末なら大騒擾です。
こうなると上皇様の意見、つまり今回の詔勅に対して院宣、あるいは院庁下文があるのか?官房長官の対応は違勅として誅滅されるべきなのか?
『沙石集』には「こいすてふ」が「しのぶれど」に敗れたと「拝察」?した壬生忠見が悶死したと記されています。あっさり面罵された西村長官!?どうなされるのか?