川柳
『秋空に 完全掌握 デストピア』
16歳までに食用として出荷される子供たち!
しかし『壁』の外では生きられない!?
既に多くの人が論評していることと思われますが、
『約束のネバーランド』で設定されたデストピアは現代の若者の深層心理にマグマのように流れる絶望感、諦観を表している、と私も思いました。
一人の力では絶対にどうしようもない、絶望的な不条理と不公平、不正義にこの世は支配されている。そんな世界に大人になれば放り出されて権力者の奴隷として死ぬまで過酷な使役労働を果される!そんな世界観を多くの若者が持っているのでしょう。
いま私たちの目の前に広がるこの日本社会が「そうなってしまう」岐路に立たされている、とも多くの人が思っています。
ウラで国政を操る悪逆な権力者が国家権力の人事を握り、かつての側近をいわゆる「権力の暴力装置」の長に付け、「暴力装置による国家の完全掌握」が完成されようとしている!?との指摘もあります。信じがたいことですが、本当なのでしょうか?
一方で心ある人たちは手を変え品を変え、流れを変えようとしているように私には思えます。
「主権者意識を子供たちに植え付けなければ・・・」
教育の要諦をこんなふうに話す教育者がNHKで紹介されていました。
そうなんです、国民は主権者であって、権力者の「食い物」ではないのです!
「モリモトさーん!ガンバレ!何としてもこの国を救ってくれぇー!」
との声も聞こえてきます。えっ?「エマ・モリモト」? じゃあ「イザベラ・ユヅル」?
しかしもっと大きな視野と長い目で見れば、人類社会は結局暴力が支配し、「食い合う」ことでしか存続できないのかもしれませんね。
川柳
『秋空に 質問するな!「森友」は』
無意味な報道が繰り返されています。
総裁選候補には、
「森友」「加計」「桜を観る会」「ソーラー発電投資」「汚染水海洋廃棄」「お相撲の力士の後援会」「洋上イージス・アショア」「既に退役した旧式ドローン偵察機大量高額購入」「自民党幹事長38億円寄付」「IR誘致」「カブール」「大阪の医療法人」などなど、自民党総裁選挙で立候補を表明する候補の記者会見では参加したマスコミが「絶対に質問してはならない禁句」が、おそらくは3万事項ほどあり、それを質問すると「ルール違反だ!」と大手マスゴミの社畜記者らから締め出されるようです。所詮、会社勤めのマスゴミどもは哀れな社畜に過ぎません!権力者の気に障ることは絶対に質問しません。国民が知りたいことも絶対に質問しません。しかし彼らも人間です。社会の一翼を担う報道の人間としての矜持もあることでしょう。しかし家族のことや出世のことを考える、「お飼いになられ奉られているお犬様のお名前は、何とおっしゃるのでございましょう?」みたいな質問しかできないのです。彼らがもし韓国映画『共犯者』を観たら多くは泪するだろうと信じます。
それにしても、記者会見では機知に富んだ質問もしてほしいものです。
今の緊急事態宣言が終わると、旅行や部活ができるようになるなど、緩和策が記者発表されました。
その記者会見場で、こんな質問をしてほしかったなぁ・・・。
「尾身会長!今の緊急事態宣言が9月30日で終わるとして、次の緊急事態宣言はいつ頃になりますか?11月ごろですか?それとも来年ですか?」
川柳
『秋雨に 庭石とれば 枳棘の宴』
突然の政権崩壊で重しになっていた「権力の石」が無くなり、政府の多くの部署で彼らにとっての、いわば「緊急事態宣言」解除となったように思われます。
巨悪を倒す東京地検特捜部の捜査など、今まで権力という大きな石を載せられて身動きが取れなかった「案件」が突如動き出す、ということになるのかも知れません。
「あれって今まで警視庁がやってたやつでしょ。それが突然、特捜が動いたなんて、とっても変!『後援会』の件でAまで行くの?えっ?AAまで?AAAまで行かないかなぁ」
何の話か知りませんが、そういう話も昨日あたりから聞こえてきます。
総務省の方でも「緊急事態宣言」が解除されたのではないでしょうか。
これで携帯電話の会社からのワイロの受け取り、高額接待、などやりたい放題です。
それにかかった費用が庶民の携帯料金に跳ね返るのでしょう。割引キャンペーンはおしまい!となって請求金額が倍増する事態に国民は備えるべきでしょう。
反対に、太陽光発電の出資法違反の案件は選挙があるということで塩漬けになる、との観測です。
「『自分ファーストの会』まで行っちゃうの!?」との期待も太刀切れです!残念!
川柳
『秋空に 日本の夜明けは 近いぜよ!』
総裁選では結局どの候補者も「森友」には封印。期待していた候補者も「やらない!」と言い放ちました。
やりました!これで多くの国民が本格的に目覚めたと思います。
自分では何もできない、何もしない、利権だけ漁って高級車を乗り回す。勉強しない、英語すらしゃべれない、歴史を知らない、漢字読めない。コロナ禍でも世界のホーム王とステーキを食べている。そんな「世間の落ちこぼれども」が国会議員として権力の座にいるという現実を今回の「便器の中の吐しゃ物と排泄物の争い」のような総裁選挙で大多数の国民がしっかりと認識したと期待できます。
知り合いだからと言って11億円の国家の資産を9億円値引きして二億円で売り渡して、その証拠を役人どもが出世のために改ざんする、そしてその過程で「諫死」のごとくに、亡くなられた方もいる、という事案を団体でスルーしている奴らですから。与党野党の違いなく、本当に日本の権力の中枢が長きにわたって「機能停止」している状態です。
今多くの国民は、昨今の政府の体たらくに、
「権力」って何なの?威張ってるだけじゃん。大型輸送機飛ばしただけで、何やってんの?
行政って税金集めるだけじゃん!
政府とか、何もしてくれない、っていうか自分らの利益しか考えないで、責任逃ればかりして、そもそもあいつらぜんぜん姿を見せない、時たま表れて血を吸う、夏のヤブ蚊みたいじゃん。
あいつら何か「生産」してるの? そういえばマスコミのネタになる「醜聞」は日夜生産してるわなぁ。
と、感じているはずです。
本来「権力構造」とは何の生産力もなく、社会に寄生するカビです。
今回の総裁選はそれを多くの国民に再確認させるでしょうが、次に控える衆議院選挙、そして極めつけは国辱庁とも言われている「デジタル庁」がチョー時代遅れのシステムで幼稚な管理と統制に乗り出し、国民からの搾取システムを構築し始めた瞬間、この社会は特異点(singularity)を超えて大変革すると期待します。「デジタル庁って日本国の『焦土作戦』?完全に終わったね。日本は」などと言う声さえ聞こえてくるのですから。この社会の大変革とは、一部のマルクス主義者が予言する「マルチチュード」現象(または運動)がわが国でも爆発的に増大し、権力のヒエラルキーが完全に逆転する状況です。大衆が権力を支配する、新しい形の民主主義です。日本は「国辱デジタル庁」で世界に敗戦を宣言しているのですから、そういった現象がもっとも起こりやすい環境にあるのではないか、と予言します。
いや、マルチチュードの潮流はもうすでに起こりつつあるのかも知れません。パラリンピックで「人間の強さ」「命の尊さ」「想いの深さ」を識った国民は、その後正反対の醜怪な汚物を見せつけられているのですから。
注:焦土作戦:会社が外部の乗っ取りを企てる筋からの株式買収に対抗するため、自分たちの価値を貶める自滅的な手法。従業員無視の経営の下策中の下策。