感染者数は減少するのでしょうか?
東京で、入院できない人たちが昨日の時点で7000人以上!
「5人以上の会食が必ずしもダメとは言っていません」
の担当大臣のお願いに耳を傾ける国民は一人もいないでしょう。原稿棒読み総理の朗読記者会見が空しく響きわたっています。
アメリカ議会場暴徒乱入事件から学ぶべき普遍的な要素があります。
「黒人がああいうことをすれば警官隊は銃で応戦し、多数の死者が出ただろう」などと言われています。なるほどそうかも知れません。
議場に乱入したほとんどの人たちは白人の普通の人たちだった、しかしその意味するところは根深い、などといった論評もなされているようです。そういう人たちは扇動されやすく、罪悪感がありません。
普通の健康な、今まで安定した生活をしていた人たちが何を不安に感じているか、というのが社会の方向性を決める、ということだそうです。
社会の不安に付け込んで、為政者はその不安に付け込みウソ八百を並べて思い通りに社会を動かそうとします。
第二次世界大戦中のドイツの9歳の少年の生活を描いた映画『ジョジョ・ラビット』では
「日本人ってアーリア人なんだって、本当かな?」
などと少年同士が話し合うシーンがあります。
一方で我が国の「大嘘つき」どもはどんなウソをついているのでしょう?
感染者数はこの一か月で減少する!
カジノが経済を元気づける!
福島原発の排水は安全!
プルサーマルは未来のエネルギー!
うーん、もうちょっとましなウソはつけないものでしょうか・・・。
「感染症学的には考えられない!」
今年に入り東京の感染者は2000人超えが続き、デェージナットん!
「こんなことは感染症学的に考えられない」
お偉—い先生の見解が紹介されていました。
昭和20年8月9日午前11時5分、ポツダム宣言の扱いをどうするのか、「第一回御前会議」が35分遅れで開催されました。
午前11時15分、参謀総長が発言します。「米国が広島に落とした新型爆弾を複数個保有しているとは考えられない」
その後しばらくして長崎に原子爆弾が投下されたとの一報が会議出席者に伝えられたそうです。
これはNHKが特組で放映した内容です。
この国のシステム(社会秩序)では、ダダッ子のように現実に向き合おうとしない、権力の中枢にいる人たちが自らの現状認識の荒唐無稽さ、無能さを全く自覚できないのです。メルヘンの世界にいる自分が300万人以上の国民の命を奪ってしまった、としても何ら自覚もないし、当然反省もありません。すらごとばっかり、だいやーむげねーお国だっちぃ
ちなみに8月9日の第一回御前会議の記録は不正確で、午後から始まった、18時から始まった、などなど諸説あります。
おそらく誰かが国家の威信?を忖度して、意図的に歴史的な「事実」を改変したのでしょうか。これぞ国辱的習慣というべきです。後世に教訓を残す、という姿勢は微塵もありません。自分のことしか考えないゲス役人の仕業と言えます。
事実すら残らない、いえ、「事実だから絶対に残せない」、自分の保身ばかり考える卑怯な権力者どもの腐りきったこの国の中心部分は未だに少しも代わっていません。
Sustainable developmentの国ではなく、idiocracyのperishable plunderer government の国だと思います。
三週間で敵を殲滅せよ!
昨日ガダルカナル戦の一木隊が三日間の食料しか持たされなかったと書きましたが、「三週間の食料」を持たせてもらったのが「インパール作戦」です。
四万人以上、これは投入された兵員の約半分が餓死され英霊となられた、と言われています。
前線で餓死する皇軍将兵を尻目に、はるか後方の司令部では大将のために日本から鯛がタライに入れられて空輸され、「活け造り」が振舞われた、と当時その場に居合わせた人から伺いました。目の前のあまりの理不尽さに、まず感じたのは、
「こらアカンわ!この戦争で勝てるはずないがな!」
といったあまりにも冷静で論理的な分析でした。
瀬戸内海のタイに舌鼓を打つ指揮官についてどうのこうの思ったわけではなく、この国の権力構造の愚かさを改めて実感した、ということなのです。
これは戦中戦後を経験した日本人のほとんどに通底する心性とも言うべき「日本社会の秩序」への理解ではないでしょうか。
年末の菅総理大臣の自民党幹事長や有名人との銀座でのステーキ会食で、国民の多くは感じたことでしょう。
「この前の戦争にあれだけぼろ負けしても、この国は何も変わってへんなぁ。庶民なんか踏みつけても蹴飛ばしても平気やと思てるお偉い人らがこの国を動かしてる。また負けるわ〜この戦争!」
「ろ号作戦」発令!?
政権はついに緊急事態宣言、一億火の玉、飲食は午後八時まで
敗色濃厚の優柔不断、小出し小出しの中途半端、典型的な戦力逐次投入で百戦百敗、敵を知らず己を知らず、本土決戦、国土焦土化を決意したようです。
昨年4月の「い号作戦」以来、政治家は夜な夜な政治資金集めのパーティやワイロの授受で忙しかったのでしょう。
また役人どもは天下り先確保のため、行政権限をフル活用して特定業者に税金を投入する「仕組み」作りに奔走していたのでしょう。
「ワクチンが導入されれば必ず収束してオリンピックが開催できる」
これに疑義を唱えようものなら
「お前の全責任をもってして、そんなことが言えるのか?オリンピックが出来なければどうなるんだ!だからできるに決まってるじゃないか!」
五味川純平さんの本には、ガダルカナル島攻略の上陸部隊は三日間で敵軍を殲滅、駆逐する作戦ということで、食料は三日間しか携行していなかった、とありました。
感染者は一か月以内に収束する、だから緊急事態宣言は一か月で解除、という政府と専門家会議の「ご予定」に通じるものがあります。
一か月後はどうなっているんでしょうか?誰もわかりません。
「やっぱ満員電車でしょ!どう考えても。みんな一生懸命、感染対策やってるけどなぁ・・・」
「ここは禁煙!タバコ吸うなって言っても、必ず吸う奴はいる。そういう奴に限って権利意識が強いんだから。それと同じでコロナ・ウィルスなんて人類全部が感染しないと収束しないんじゃあ・・・」
みな正鵠を得ています。